「?!」 確認の為に開いた携帯にあった数字は8:30になっていた。 始業式は8:35からだったはず… 「はぁ?!もうこんな時間?!」 亜希は勢いよく起き上がった。 どうやらまったく気にしてなかったらしい。 「新学期早々遅刻なんていやーー!!啓汰!!行くよ!!」 いつのまにか亜希は近くに置いてあった自転車にまたがっていた。 「ちょっ…待てよ。今から行っても遅くね??」 「大丈夫だから!!5分もあれば行ける!!だから早くっっ!!」