ヒリュウは目に付加をかけると言うような器用なことは出来ないらしく、体全体に付加をかけたところ………
「おいレオン!!魔方陣があるぞ!」
そう言われた俺はすかさず目に付加をかける。
すると視界が一気に転換され、前方に赤白い魔方陣が見えた。
俺達はすかさずそれに駆け寄った。
「これをどうやってこの筒に入れるんだ?」
魔方陣は筒の穴より数倍大きく、普通に入れるのは不可能な大きさであった。
とりあえず筒を向けてみるか…
するといきなり魔方陣が筒に入る大きさになって筒の中に入ってきた。
突然のことに驚いた俺は後ろに倒れてしまった。
「ハハハハ!!ダッセェー!!」
「うるせぇ!!」
何はともあれこれで1つ完了か―――
「じゃあ気を付けろよ。」
俺の筒をヒリュウにわたしヒリュウのをもらい受ける。
ヒリュウは文句を垂れながらしぶしぶ来た道を帰っていった。
