ふわりと、香った桃の香り。 那智の香り。 その瞬間、唇に何かが当たった。 暖かい、柔らかいモノが。 つぶっていた、目を開けると 那智のおでこが当たった。 ....え? 「な...ンッ....ン...」 那智と言う前に唇で塞がれる。 アメリカの映画で観るようなあの...キスシーンみたいなキス。 「フッ...ン...」 あたしの息が漏れる。 那智は、目を瞑っていて... あたしを見ない。