「花乃の寝起き可愛い~♪」 ....ホッペにキス。 「ギャアアアー」 あたしの叫び声が、またも家中に響いた- **** 「いってきます...」 「頑張ってね~!」 那智ママの明るい声。 あたしたちは、学校に向かい歩き始めた。 あぁ、いい天気。 あ、あたしは楠原 花乃(くすはら はなの) ごく普通な高2です。