那智はこっちを見ていた。 「......一緒に帰ろう」 いつもよりも低い声が響く。 一緒に、帰っていいの?? 「1人だし、いいよ」 那智と居れるのなら居たいっていうのがあるから、承知した。 カバンを持ち、玄関に行くと那智はボーッと立っていた。 「お待たせ。」 近くでポンっと肩を叩くと、ハッとしたように 「ん。うん...」 とだけ言われた。