「そうなんだよ....はぁ」 あたしが溜息をついてると後ろから、低い声がした。 「楠原。これ忘れてただろ。ハイ昨日の分。」 ポンと頭を叩かれ、紙の山を渡された。 「ゲッ、相神...くん(さがみ)こんなにっ?」 無愛想な顔でうなずくと、黒髪をなびかせ彼は去って行った。 「あ~カッコイイ♪相神くん、いつみてもイイなぁ」 未奈ちゃんは、ウットリと後ろ姿を見つめる。 どこがいいんだか!あの性格悪い奴。