僕は今日も空に恋してる




彩は僕を抱きしめたままゆっくりと話始めた。

『ねぇ優斗。私、優斗といて幸せだったよ。優斗を置いていきたくない。でも、もう病気が待ってくれないの。
もうさよならの時間なんだって。
優斗幸せになって。
優斗ありがとう。さよなら…』

次の瞬間彩の腕からは力が抜け、冷たくなっていた。