次の日の朝、僕はいつもどうり彩を迎えに行った。 玄関から出てきたのは彩じゃなく、彩のお母さんだった。 『おはよう。優斗君。せっかく迎えに来てくれたのに申し訳ないんだけど彩カゼひいたみたいで熱があるの。 今日は休ませるから優斗君は学校行ってらっしゃい。』 「おはようございます。そうですか… じゃあ帰りに寄ります。 行ってきます。」