『彩…何があったのか僕に教えて?』 私はゆっくりと口を開いた。 「私ガンなの。かなり進行していて、あと1年くらいしか生きられないの。だから優斗、もうバイバイだね…」 黙って私の話を聞いていた優斗は私の話を全て聞き終えると 『なんでガンだからってバイバイなんだよ。僕は彩があと1年しか生きられないのなら、その1年ずっと彩といたいよ。 彩が僕を置いていくかもしれない。それでも僕は少しでも長く彩と一緒に痛いんだ。だからバイバイなんて言うなっ…』