瞬の言い分も聞かず、私はまず芽を追いかけた 芽は笑いながら逃げる。 これでも足は速いんだから! そう言った通り、芽は私に捕まった。 「ハァハァ…しの、ちょっと待って…っ」 「無理♪」 「でも、さ!やっと瞬くんに逢えたじゃない! 瞬くん困らしちゃ、ダメでしょ!」 それもそうだけど… チラッと瞬を見ると、捨てられた子犬のよう。 …今日はこれくらいにしておこうか。 殺る気が失せて、芽から手を離した