――ガラッ 廊下の一角にある個室に瞬はいる もう、4ヶ月が経った今 呼吸が安定してきたから、あとは目覚めるのを待つだけなんだって。 瞬がいないと、寂しい 瞬が支えてくれないと、つらい そんなことを考えていれば、あっという間に1つの季節を通り越した。 「瞬、また来たよ。」 部屋に響くのは1つの声だけ。 そりゃぁ…そうなんだけど、さ。 いつの間にか、習慣付いた気がする。