「瞬くんが庇ってくれてなきゃ、どうなってたか… 2日前、花火大会があった時にさ。 しの交通事故に遭ったんだよ。」 「事故…?それで、瞬は?なんでいないの?」 「え、と…それは……」 もごもごと口を動かす芽 まさか…だよね? 瞬まで私を置いてった、わけじゃないよね!? 「ねぇ!芽!!瞬は今、どこなのっ!?」 肩を掴んで、前後に揺さぶる 落ち着いて、と言われても、以上じゃない程に心臓が動いていた。