「じゃ、待っててね!」 「ハイハイ…。」 俺は急いで、荷物を取りに行った だって、しの待たせちゃ悪いし! せっかくのデートだし☆ 鞄に財布とケータイを入れた俺は、また下に降りた リビングに、しの先輩はいない。 …って、え!? なんでいないん!?!? 玄関に行ってみる ――あ、いた そこには、靴を履いているしの。 「しのーなんでもう玄関にいるのー!」 「ちょっとね。」