でも、愁の姿は現れなかった ≪しのは好きな人がいるんでしょ?≫ 「愁が好き…」 ≪嘘だ。俺の弟が好きなんだろ?? 自分のキモチ、偽っちゃだめだよ≫ 「フフッ、初めて愁に怒られた」 ≪やっと笑った♪しの、幸せになってね…≫ 「え…愁!愁どこ!?」 愁の声が消える。 なんで、お別れのあいさつしてないじゃない…