「瞬…」 「だから、卒業式に告った。 もう迷わないと決めた日だったんだ。」 あの日、告ったのは間違いだったのかな ねぇ、しの先輩はどう思った?? 「俺…兄ちゃんは忘れてほしくないけど。 ちゃんと恋してほしい…グスッ」 「だったら、それ伝えたほうがいいんじゃね?」 「海心…」 「俺、ウジウジしてる奴嫌いなんだよ。 そんなの瞬じゃねぇ」 そう言って後ろを向いた海心は、肩がふるえている。 海心…