しの先輩…



そんな顔されるとね




俺も思い出しちゃうんだよ…?


あの時のこと―――⋯





でも、俺からは言わない



しの先輩が言えるようになってくれれば、俺は助けれると思うから。







先輩の家を見上げ、そう言った。