「・・・そうなんですか。」
「美音ちゃんは行くのね?」
「はい。行きます。
早く奏に会いたいんです。
見守ることも愛だと思うけれど
あたしは会いたい。
近くにいたいんです。」
近くにいたい。
側に入れればそれでいい。
たとえそれが、
どんな形だとしても。
「じゃあこの道を、
ひたすらまっすぐ行きなさい。
そうしたら、
あなたの選ぶ道へと行ける。
・・・いってらっしゃい。」
「はい。いってきます。
奏のお母さん、ありがとう!!」
あたしはそういって、
前へと歩き出す。
そして手を振り続けた。
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