「生きているわ。 ・・・見る?」 そういって奏のお母さんは 鏡のようなものを取り出した。 そこに、 映るのだろうか。 「見・・・ます。」 あたしがそういうと 奏のお母さんは微笑み そっと私に差し出す。 あたしはそれに目をやった。 そこには確かに 奏がうつっている。 でもあたしが 最後に見た奏じゃなくて 肌の色も、 唇の色も、 体の肉付きも、 明らかに健康的になっている。 その姿を見て涙が出てきた。