でも、 顔に見覚えがあった。 「・・・・奏?」 その顔は、 どことなく奏に似ている。 ・・・・・奏。 あたしの、愛した人。 「あら、私は 奏ではないわよ。 奏のお母さん、だけれど。」 笑顔を浮かべ、 あたしの隣へ来た。 「あなた、 なかなか目を覚まさないから 心配していたのよ。 ずっと眠っていたんだもの」 ・・・ずっと? そのずっと、が あたしには全然わからない。