ざわざわと、 騒がしくなるロビー。 看護婦と医者が行き来する。 その中に、 センセーの姿が見えた。 「せ、センセー!!」 大きな声で叫ぶ。 すると喉が 焼けるように熱くなった。 それに耐えきれず、 俺はむせてしまった。 「・・・奏くんッ!!」 センセーがかけより、 “大丈夫?”と言いながら 背中をさすった。 「大丈夫です。」 そも言葉を発すると同時に センセーの腕をつかんだ。