「正直申し上げますと 手の施しようがありません。 美音さんはもって・・・ 2か月あるかどうか・・・。」 頭を下げながらそういった。 責める気になれなかった。 センセーはどんな患者にも 精一杯尽くす人だ。 俺にも、美音にも。 センセーだって頑張った。 美音だって、頑張った。 でも、涙がこぼれた。 涙が止まらなかった。 それは美音の母親も一緒だった。 そりゃそうだ。 たった1人の家族なんだから。