「美音、という子が好きか。」 ・・・息子に、 何を聞いているんだ。 そう思ったが、俺は答えた。 「好き・・・だ。」 「そうか。 じゃあ後悔だけはするな。 ちゃんと伝えろ。 お前だって男だろう。 だから泣くな。 不安なのはお前じゃない。」 言葉が、出なかった。