「美音ちゃんがー・・・!!!」 俺は最後まで聞かずに 病室を飛び出した。 「奏くん!?」 「奏!!!」 後ろからそう声が 聞こえた気がしたが 俺は走った。 ただ一直線に、 俺の愛する、美音の元へ。 「美・・・音ッ・・・!!」 頼むから、生きてくれよ。 頼むから、 俺が死ぬまでは 生きていてくれ。