僕の天使に贈る唄


親父は反対した。


体が弱いことを
知っていたからだ。






それでも母は




「せっかく授かった命だわ。
産んであげたいの。




それに私、
長くは生きられないもの。


あなただって
分かっているでしょう?





だったらあなたに
残す家族を作りたいの。





そうしたらきっと
寂しくないでしょう?


あなたは誰よりも
寂しがり屋だもんね。」






これを話したあと親父は
照れくさそうに笑ってた。