「・・・もしもし。」 『おぉ。奏か。』 約4年ぶりに聞く、 父親の声だった。 全然、変わってない。 ハスキーのかかった 低く、渋い声。 俺は何も、 言い出せなかった。 『体の具合はどうだ。』 ・・・具合、って。 3年間ほっといて、 何なんだよ。 俺の心は 怒りで満ち溢れていた。