急に体中が熱くなって 目まいもした。 ドクンドクンと高鳴る胸。 息が出来ないくらい苦しい。 でもなぜか、 そこから 逃げちゃいけない気がして。 しかし、 扉を開くことは出来なかった。 ただただそこで 立ち止まって、 ずっと名前を見ていた。 どれくらいそこに いたんだろうか。 自分でもよく分からない。 それでも扉を開く勇気は 俺にはなかった。