ここかぁ~!
「確か、3年1組だったような…」
ドンッ!
「ひゃあ!痛たたた。ちょっと!」
誰かにぶつかったみたい、かなり尻痛い
「わりぃ!大丈夫?見たことない顔。1年生?にしては胸でかいし。2年生?でも服装正しいし。あっ!転校生?」

待って…廣斗?
違う、廣斗じゃない…
でも、かなり似てる。
あまりにも似ていて、言葉がでなくて、涙が溢れてきた。
「だだだ大丈夫?今保健室連れてってあげる。乗って?」
彼は私に背中を出して、私は抱きつくように乗った。
「すいません。す…いません」
言いながら、彼の背中で泣いていた
「着いたよ!ここに座れる?大丈夫?てか、先生いないし」
「…はい」
泣いたから目が純血していた
「そんな痛かった?名前なんて言うの?」

キーンコーンカーンコーン―――――
「チャイムなりましたよ?私は大丈夫です。ありがとございます。早く行かないと遅刻になりますよ?」
「いいよ!俺が悪いし!俺、青柳良太。」

『青柳良太』