そこには、すごくカッコいい男の子が寝てた。

それが今の柳瀬だったんだ。


「って・・。」

おぉぉ?!

そのカッコいい男の子が今目の前にいる。

「あれ?センセーは?」

そんで今あたしに話しかけている。

どんな幻みてるんだろー・・・。

「聞いてます?」

そんでもってあたしの顔の近くまで来てる。

「え?!あ、ハイ!」

もしかして幻じゃなかったりする?!

「だから、センセーどこって。」

あ、センセー。
ってか幻じゃなかった!!

「あ、えと急な仕事があるらしくて外行きました。」

「そっか、ありがと」

すごい、何気に今あたししゃべってる。

「っしゃ。部活行くか!」

その男の子は気合いを入れてベッドから起き上がる。

「じゃ、俺部活行くんで。」


あたしも行かなきゃだ。

「ハーイ」


「あ、そいえば名前何?」

「え?なぜ?」

なぜ?って質問がなぜ?だと思うぞ自分。

「や、なんとなく?」

やばい。
すっごいカッコいい。