―放課後/教室

海「親父らを出すとか卑怯だな」

初「あいつら、私らが逆らえないの知ってるからね」

篤「……………」

海「岡原?眉間にスゲー皺があるけど」

篤「あっ…ごめん」

初「あんまり考えすぎも良くないよ」

篤「あぁ…、だけど巻き込んだのは俺なんだよな…」

初「もういいから、寮に帰ろうよ」

海「そうだな」

初「今日は親子丼だって」

海「女子寮も?男子寮も親子丼」

初「献立は全寮一緒らしいよ」

海「岡原帰るぞー」

篤「…なぁ」

海「どうした?」

篤「なんで離れないんだよ」

初「なにから?」

篤「認めてねーけど、父親はヤクザなんだぞ?怖くねーのかよ」

初「あのねー、そんなの怖がってたら警察官なんかになれないの」

海「そうそう、お前はある意味練習台って感じだから笑」

篤「練習台…ね笑」

海「よし帰ろう!!親子丼食うぞ!!」

初「食い意地だけは世界一だよね」

篤「あぁ笑」