本棚の方向に伸びる血痕。
不自然に伸ばされた、信二の腕の先に指されたディスプレイに気づく武。



「お前・・・・・・そこまでして俺達の事を・・・・・」



顔を歪めた武の目から、涙が流れ落ち始めた。