青年はアタシがどんなに説得しても傘を受け取ろうとはしなかった。


「ホントに大丈夫だから……」



こんな調子で…………。


どーすればいいんだろ?
このまま風邪を引かれても困る。かと言って無理矢理傘を貸すのも…………。

軽く嫌がってるから………。






うーん……と考えていると青年が口を開いた。