よぉ読者のみんな。元気か?オレハーネル様は今日も元気だ。
最初が不思議の国ストーリーじゃねぇからってガッカリすんじゃねぇぞ!
っと、腹も減ったしいつもの店でラーメンでも食うか。


ガラッ
「よぉオヤジ。」
「あぁ来たかハーネル。ん?ツレはいねぇのか。」
「あぁメッサーか。アイツも来るよ。もうしばらくすりゃあな。」
ラーメン屋のオヤジアレキサンダー、表向きはただのラーメン屋のオヤジだ。だが実は星杯っつー恐ろしい代物の中の一つに眠ってやがった英霊でよ、ホントはアレクサンドロスⅢ世。アレキサンダー大王なんだ。アレキサンダー大王つったらよ、世界制服を成し遂げたとんでもねぇ征服者だろ?オレはいつか、オレのオヤジやこのオヤジを超えるデカくてスゲェ男になるんだ。なってみせんだよ。
「と、そうだった。醤油ラーメン一杯にチャーハンと餃子頼むわ。」
「ラーメンにカツと味たまは入れるか?」
「たりめーだろ。」
カツいりのラーメン、ここで食うときは必ずカツと味たま入りで注文する。それが漢ってもんだ。
「よぉオヤジ。今日も空いてんじゃねぇか。」
「まぁいつもお前らの貸し切り状態だからな。って何言わせるんだこのガキが!!」
そう、このラーメン屋は客が少ない。味が悪いからじゃあねぇんだ。むしろ味はサイコーだ。かと言って人気がねぇからでもない。そう、値段が高いんだ。醤油ラーメン一杯950円だ。作者が行った博多のラーメン屋の豚骨ラーメン味たま入りは一杯750円だがそれより高い。味たまとか乗ってる訳じゃねぇ。味たま入れると200円+されるんだ。カツ入りで300円+、味たまとカツ両方セットで400円+チャーハン一杯650円ギョーザ一皿460円と高価だが何故かブリタニア以外のラーメン屋は大抵ここのチェーン店だ。しかもそれらはこの本店の売上を超えるとかそんな超次元があるのかフツー。
「オヤジ。いつものセット頼むわ。」
メッサーが言うセットは。軽く超次元だ。妹の友達にグレーテルっていんだがそいつはオレの妹並に細身な割にかなりの大食いだ。オレとタメ張れるほどに。そいつも食えねぇメニューだ。そう、豚骨固メンに背脂多め、カツに味たま(ここはどのラーメンにもブタモグラの叉焼は入ってる)、他にも色々と脂っこい。