そしてナカチャンは言った。
「タバコ持っているの全て出して。」
『いや』
だってこのタバコを買うのどんだけ苦労したと思ってンの?
全然知らないヤンキーに頼んで2カートン買ってきて貰ったのに!
こんなことでタバコを渡すなんて絶対無理
ナカチャンはキレて私の棚を全て開けてタバコを探しだした。
「これで全部か?」
『…』
私は我慢の限界だった。
毎日病室にこもりっぱなし。
高校生が楽しんでること全て出来ない。
甘い食べ物も食べれない。
私は自分が惨めになってきた。
こんな思いまでして、本当に治るの?

