「…ガキのころ医師が話してんの聞いちまったんだよ。」




「大地…」



「だからもう無駄なワケ。あの日、双葉と俺が初めて出会った日、俺、死のうとしてたんだ。」


「…!」



「…」



「馬鹿。」


「は?」


「阿呆。」


「は!?」


「しね。」



「おいぃぃ!?」


それ今俺に言っちゃ駄目!泣くぞ!?


バキッ!!


「い゛っ…」


頭殴られた!!地味に痛ぇ…


「なんで言ってくれなかったのよ!!」



「言ったってどうしようもねぇだろ。」



「…!本当死ね!!」



バタン!!




凄い音たてて病室から出ていってしまった。



「な…なんだったんだ?」