「ねぇ!やっぱり今日ハッキリ言おう?先に延ばしても
タイミングが難しくなるような気がするの」


僕は予想していなかった

彼女の言葉に驚いた。


だが…

彼女の言っている事は

正しいと思った。


どの道近いうちには

自分達の意思を伝えなければ

ならない…


僕は覚悟を決めた。


「わかった…
今日、2人の思いを伝えよう!そして、ちゃんと認めてもらって、僕らは結婚するんだ。」


「うん!」



僕の言葉に、彼女は

最高の笑顔で応えてくれた。

その笑顔が、

僕にとって一番の力になる。



「じゃあ入ろうか」


彼女の言葉に頷き、

彼女の家の扉を開けた。



彼女は先に中に入ると

「お母さん!」

っと中に呼びかけた。


奥からパタパタと小走りの

足音が聞こえてきた。


「いらっしゃい!」

姿を現した彼女の母は

笑顔で迎えてくれた。