遥希を見送った後、私は明日の放課後に演奏する曲のことを考えた。 う~ん… 全然思いつかない… 「お母さんにでも相談してみようかな!」 そう言ってお母さんの部屋に向かった。 お母さんの部屋をノックしても返事が無かった… 中からはクラシックの音楽が聞こえてくる。 またお母さんはCDを付けっぱなしにしているのか。 私はゆっくりとドアを開けた。