恋愛同盟

【隼人 Side】




昼休み。



弁当を食いながら楽しく友達と喋ってる美緒を見ながら、俺もメシを食っていた。



こういうアイツを見ているだけでも、妙に気持ちが和んでいる俺がいる。



「なぁ」



「ん?」



「あんまり美緒ちゃん見てんじゃねぇよ。気持ち悪いぞ」



「うるせぇな」



航樹の方に視線を向けると、やっぱりいつものように呆れた顔をしていた。