「美城!会いたかった」 女が美城に飛びつこうとする。 俺は、それを止めた。 ぐっと強く女の手を握って。 「気安く美城に触れんじゃねぇーよ」 「俊平、いいよ」 睨む俺に、美城は笑顔でそういう。 よくねぇだろ? お前が一番、この人の被害者だろ? 「美城、と母さんお互いすれ違いでさー。母さんが出て行った後に美城が友達ん家から帰っていたんだよなー」 「そ、だからついでに会いに来たわけ」 兄貴と美城が二人で、言う。 わざわざこんな奴の為に? どうかしてんじゃねぇーの・・・・。