「いやー、お前の事だから母さん追い出すために色々してんだろうなーと思ってさー流石に気になって、来ちゃいました」
「はぁ?」
「案の定、母さん鞄持って出てくるし?泣いてるし?俺の予感的中って事ですかね」
「・・・どうでもいいだろ、こんな奴」
俺は、眉をひそめて睨む。
「・・・・俊平、母さんだろ?」
兄は睨む俺を、ドスの聞いた利いた声で静かに怒る。
チッと軽く舌打ちをして、俺はそのまま二人に背を向けて奥へと向かった。
わざわざ来る、兄に腹が立つ。
俺より自分らを捨てた親が大切?
納得いかないだろ・・・

