「・・・兄貴?」 「よ」 軽く肩まで手を上げて、にっこりと微笑んだその顔は何年たっても変わらない。 いや、前見たときより少し痩せたようにも見える。 「んーいつ来ても静かだなーここは」 背伸びをし、首をコキッと鳴らす。 あの人は、呆然。 俺は、状況がはっきりと理解出来ず、言葉に詰まる。 「何で、来た?」 やっと出た言葉。 兄はそれを、明るく返す。