ん?


ページがめくられる度に教科書の端に小さな絵が描かれていた。

1ページごとにその絵は動きが違っていた。


「ぶっ」


「どうしたの?三木くん。急に笑って」


「だって、これ。パラパラ漫画だろ?」



俺がその絵を指さして言うと、桜井の顔が少し赤くなった。



「こ、これは描き出したら止まらなくなっちゃって//別にいいでしょ!」


「ハハハ、桜井ってもっと真面目なんだと思ってた」



桜井は少し頬を膨らました。


こんな顔もするんだな…