狼クン達のオリの中③【完】




はぁぁぁ…
おじさま…行っちゃった。


ついさっきまで泣いていた余韻なのか、車が消えた方向を見つめ、エントランスで放心状態のまま立ち尽くす。


だって…


涼にあんなことを言われて
薫にあんなことをされて。


ぼろぼろになっていたところに、おじさまの優しさに出会ったんだもん。


すがりつく思いで、やっと安心して泣けたっていうのに。


はぁ…
海外かぁ。