狼クン達のオリの中③【完】

「あのぉ。
おはようございます」


玄関を開けて、ひょっこりと蘭ちゃんが顔をのぞかせた。


「えっ?
蘭ちゃん!?
どうしたの?」


突然の蘭ちゃんの登場で、涙でぐっちゃぐちゃになった顔を蘭ちゃんに向けて驚くあたしに、蘭ちゃんは言った。


「由梨ちゃん。
急なんだけど、私のうちの別荘に遊びに行かない?
表に車を待たせてるんだけど」


「ええ…えぇ…っと」


ど…ど…どうしよう。