狼クン達のオリの中③【完】

「あ…
ありがとうございます。
なんか…
泣いたら…
すっきりしました」


「そうか、それはよかった。
今は辛いと思うけど――…
由梨ちゃんはまだ若いし、こんなに可愛いお嬢さんなんだ。
これから、いくらでもいい出会いがあるよ」


「そう…ですね」


秘書の人が差し出してくれたティッシュで鼻をチーンとかんで、あたしはおじさまに向かってにっこりと笑った。


「またすぐに笑えるようになりますよね」


その瞬間――…