そして――…
静かに目を開け、悲しくなるほど切ない瞳でこう言った。
「由梨。
オレ達、別れよう」
その瞬間、あたしの手からは、遊園地のラブラブパスの写真がカタン…と落ちた。
“うそ”でも“意地悪”でもなく――…
あたしは、本当に涼に嫌われた。
でも、その理由をこれ以上聞くことなんか出来なくて。
もちろん、問いただすことなんか出来なくて。
あたしは、ただ、ポロっと涙をこぼした。
こんなに早く別れ話をされるとは思ってなかった。
静かに目を開け、悲しくなるほど切ない瞳でこう言った。
「由梨。
オレ達、別れよう」
その瞬間、あたしの手からは、遊園地のラブラブパスの写真がカタン…と落ちた。
“うそ”でも“意地悪”でもなく――…
あたしは、本当に涼に嫌われた。
でも、その理由をこれ以上聞くことなんか出来なくて。
もちろん、問いただすことなんか出来なくて。
あたしは、ただ、ポロっと涙をこぼした。
こんなに早く別れ話をされるとは思ってなかった。

