狼クン達のオリの中③【完】

パパ、本当に綾瀬のおじさまと友達なの!?


…ってか、涼も年をとったらこんな感じ?


やば。
カッコよすぎ。


うっとりと、芸能人でも見るような憧れと尊敬の眼差しでおじさまを見つめていると――…


「…これでも使いなさい」


目の前に差し出されたのは、素敵なハンカチ。


「…え?」


首を傾げるあたしにかけられるのは、


「私でよければ、話を聞くよ?」


重低音の甘い声と、屈みこんで合わされた優しい視線。