薫のパーカーのフードを持って、ぐいーんと引き剥がすと――…
「涼兄のいないこんなチャンス。
ボクが逃すわけないじゃーん!」
薫は、金髪の髪をサラサラ揺らして、あたしに唇を突き出した。
「それにさ?
ボクとキスでもしちゃえば、涼兄、焦って飛んでくるかもよ?
だ・か・ら♪
ほら~
早くぅぅぅぅっ☆」
…って、そんな手にはのりません。
「違うよぉ。
誤解だよぉ。
ボクは、ただ…
お姉ちゃんに協力してあげたいだけなのにぃぃぃ」
そんな可愛い顔をしても、引っかかりません!
「涼兄のいないこんなチャンス。
ボクが逃すわけないじゃーん!」
薫は、金髪の髪をサラサラ揺らして、あたしに唇を突き出した。
「それにさ?
ボクとキスでもしちゃえば、涼兄、焦って飛んでくるかもよ?
だ・か・ら♪
ほら~
早くぅぅぅぅっ☆」
…って、そんな手にはのりません。
「違うよぉ。
誤解だよぉ。
ボクは、ただ…
お姉ちゃんに協力してあげたいだけなのにぃぃぃ」
そんな可愛い顔をしても、引っかかりません!

