狼クン達のオリの中③【完】

涼は、優しいお兄ちゃんの笑顔で、薫の頭をくしゃくしゃ撫でた。


「薫は、かわいい……。
僕の大事な弟なんです」


そんな涼の言葉に……。


「涼、兄……っ」


声をつまらせ、鼻をすする薫。


よかったね、薫……。


さっきまで、涼に必要とされてないって、悲しい思いをしていたけど。


涼は、薫のことを必要としていたよ。