そんな――…
いつもは小悪魔にしか見えないしぐさも、今日は…
「涼兄は、そんなボクとは違うし。
あんな一途なイケメン、他にはいないよ?」
あたしの気持ちを救うための、優しいしぐさに心底見える。
「涼兄のことだもん。
きっと…
一人でなんとかしようと思ってんじゃん?」
「…」
「ほら―…
ボクなんかと違って、出来がいいしさ?」
「…」
「だから――…
お姉ちゃん。
もう、寝ようよ。
こんなに泣いちゃったんだもん。
明日目がぼんぼんにはれちゃうよ?」
薫はあたしを抱きかかえ、よいしょっと立たせた。
いつもは小悪魔にしか見えないしぐさも、今日は…
「涼兄は、そんなボクとは違うし。
あんな一途なイケメン、他にはいないよ?」
あたしの気持ちを救うための、優しいしぐさに心底見える。
「涼兄のことだもん。
きっと…
一人でなんとかしようと思ってんじゃん?」
「…」
「ほら―…
ボクなんかと違って、出来がいいしさ?」
「…」
「だから――…
お姉ちゃん。
もう、寝ようよ。
こんなに泣いちゃったんだもん。
明日目がぼんぼんにはれちゃうよ?」
薫はあたしを抱きかかえ、よいしょっと立たせた。

