背の高くなった玲王を見上げて、おたおた焦る。
すると玲王は、あたしの髪をひとすじすくいながら、今度はそこにキスを落とした。
「いいでしょ? べつに。
涼くんと別れたんなら」
……って。
「よくない、よくない、よくなーい!!」
だって、あたし……。
「涼とは別れたって言っても。
まだまだ絶賛、片想い中なの!!」
そんな大声を張り上げながら、あたしは玲王の体をドン!っと押した。
「だから、気安くあたしの体に触らないで!!
この体は、涼だけのものなんだからっ!!」
すると玲王は、あたしの髪をひとすじすくいながら、今度はそこにキスを落とした。
「いいでしょ? べつに。
涼くんと別れたんなら」
……って。
「よくない、よくない、よくなーい!!」
だって、あたし……。
「涼とは別れたって言っても。
まだまだ絶賛、片想い中なの!!」
そんな大声を張り上げながら、あたしは玲王の体をドン!っと押した。
「だから、気安くあたしの体に触らないで!!
この体は、涼だけのものなんだからっ!!」

